この記事では上記のお悩みを持つ方へ「Webデザインの見積書の書き方」をお伝えします。
Webデザインを勉強して、「仕事を取るぞ!」というタイミング。
制作会社から仕事をもらう、SNSから、知人からの依頼など受け方は様々ですが、仕事を受注する前には「見積もり」という工程が存在します。
特に制作会社からの依頼や企業のWebサイトの案件など対法人の仕事では、見積書をはじめ、書面でのやりとりを求められることが多くなります。
とはいえ、いきなり「見積書を書いて!」と言われても、初めてでは何から手をつければいいのかわかりませんよね。
そこで、今回は「見積書の書き方」を徹底解説していきます!
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そもそも見積もりって何?なんのために書くの?
見積書とは、仕事を請ける側が金額、数量、工程、期間等を前もって発注側に提示するための文書。
依頼者側は、見積書の内容を検討し依頼するかどうかを判断します。
見積書の役割は、主に二つ。
一つは「契約前の内容確認」です。
Webサイトを作る場合、ある程度の期間やお金がかかります。
「サイト制作費30万」といった大きな括りだけでは妥当かどうか判断するにも情報が足りません。
そこで、具体的に「何にどれだけかかるのか」を提示し、依頼するかどうかを決められる材料を提供するのが見積書の重要な仕事です。
二つ目の役割は「比較検討の材料」です。
Webサイト以外でも、家の売買や引越し業者を選ぶ際には「相見積もり」を取ることは珍しくありません。
価格が大きく、業者ごとの違いがわかりづらいサービスでは、「何がいくらでできるのか」を詳細に提示することでユーザーが検討しやすくなります。
つまり見積書とは、契約をする前にお互いの条件や認識に食い違いが起こらないよう、何の仕事をどれくらいの価格で行うのか、というすり合わせの書類です。
この書類を提示することで、この価格でこれだけの仕事ができますよ!という条件を相手に示すと同時に、引き受ける際はこの金額が必要、と明確にしておくことで無用なトラブルを防ぐことにもなります。
さて、見積もりの役割がわかってきたところで、さっそく具体的な内容を見ていきましょう。
Webデザインの見積書には何を書く?外してはならない項目とは!
見積書は先ほどもお伝えした通り、仕事の受発注の前のすり合わせのための書類です。
そのため、ここで条件や金額を明確にしておかなければ「話が違う!」と揉めてしまうことも。
そんなトラブルを防ぐため、必要な項目はしっかり押さえておきましょう。
見積書に記載する項目
①基本情報
- 日付
- 宛先(相手方の社名など)
- 件名
- 見積もり金額(総額)
- 自分の情報(会社名や屋号、名前、事業所住所、連絡先)
基本情報は書類の概要部分。
「いつ、誰が、誰に、何の名目で、いくらの見積もりを出したか」がパッと分かるようシンプルに見やすく記載しましょう。
②見積もり詳細
- 作業項目と数量
- 金額
- 合計額
- 税額
詳細部分には、何の仕事にいくらかかるのか、具体的な項目と金額を記載します。
Webデザインであれば、1ページあたりの金額とページ数を記載しておくとよいでしょう。
また、この段階で「デザインの範囲」がどこまでになるのかも明確にしておくとトラブルが少なくなります。
レスポンシブデザインや画像素材の用意など、別料金になるものは併せて記載しておきましょう。
有料素材など現時点で金額がわからないものは、「実費」として金額の目安をお伝えする形でも大丈夫です。
Webデザインの見積価格はどう決める?相場はいくら?
さて、ここまで「見積書をどう書くのか」のお話をしてきました。
そして、見積もりを作るならもう一つ忘れてはいけないのが「価格」です。
Webデザインの価格の決め方は、主に2種類に分かれます。
①時間単価で決める
初めての制作でもイメージしやすいのが「時給」で決める方法。
ちょっとしたサイトの改修など、規模の小さな依頼でよく使います。
求められる仕事に対し、どのぐらいの時間がかかりそうかを計算し、そこに時給をかけて総額を出しましょう。
会社でのデザイン経験が既にある人であれば時給3000〜4000円でスタートできる場合もありますが、実績がない状態であれば時給2000円前後を目安にしてみるとよいでしょう。
②提供内容で決める
二つ目の決め方が「作業内容」で価格を決める方法です。
Webサイト丸ごとの制作など、作業量が増えてきた場合はこちらの方法で決めることが増えてきます。
Web制作会社やフリーランスのHPを見てみると、必ずといっていいほど料金表のページが存在します。
トップページデザイン45000円、下層10000円/ページ、お問い合わせフォーム設置20000円、といった作業ごとの料金や、5〜10Pのサイト制作料金など価格がわかりやすく記載されています。
作業内容で料金を決めるのであれば、複数の業者の価格表を見比べて、大まかな相場を理解した上で自身の仕事の価格を決めていくとスムーズです。
Webデザインの料金相場
Webサイト制作の価格は規模にもよりますが、5P前後の小規模、安価なホームページであればコーディング込みで20万円前後、デザイン単体であれば10万円〜、といった価格設定をされている場合が多いです。
とはいえ、相場はあくまで相場。
スキルや経験、依頼内容や相手の予算によっても全く違ってきます。
重要なのは自身と相手が納得して契約できる提供内容・価格を見つけること。
何を求められているのか、それをいくらで提供できるのか、を見積もりで明確に示せればOKです。
価格表は作るべき?
先ほど、制作会社やフリーランスは料金表を作っている、というお話をしました。
大抵の場合、お客さんは詳細な見積もりの前に、まず価格目安を知りたがります。
価格の目安が分かるとお客さんは安心して検討できるため、5ページのデザインで◯万円、など大まかな価格だけでも表にして準備しておくのはおすすめです!
仕事を引き受けたら…
- 価格
- 内容
- 使った素材やテクニック
- かかった時間
- 次回かかりそうな時間
を記録しておきましょう!
記録しておくことで、今回の見積もりが妥当だったか考え、次回以降の金額を検討する材料になります。
見積書をカンタンに作るには?
さて、ここまでは見積書の書き方を解説してきました。
もう見積もりはバッチリ!と言いたいところですが、やはり初めての書類をゼロから作るのは大変ですよね。
そこで、プロのWebデザイナーも筆者も実際に使っている、見積書を簡単に作成できるツールをご紹介します。
クラウド請求書作成ソフト「Misoca」
Misoca はインストールなしですぐに使える請求書作成ソフトです。
クラウドなので、ネットワーク環境さえあれば場所も端末も選ばずどこからでも使えて、カンタンにビジネスに必要な取引書類を作成できます。
misocaの実際の画面はこちら↓
シンプルで見やすい画面で、初めてでもほぼ迷うことなく作成を開始できます。
作成画面では、先ほど触れた①基本情報、②見積もり詳細を入力します。
これらの情報のうち、
- 宛先
- 自社情報
- 見積もり項目と金額(税率も!)
- 入金先口座
など繰り返し使う情報は登録しておけるため、2回目以降はあっという間に完成です!
ミソカの利点は次の通り↓
- 見積書だけでなく請求書や領収書など取引に使用する書類がカンタンに作れる
- 繰り返し使う顧客や作業項目を保存しておける
- 無料で使えるプランあり
- 上位プランも1年間無料でお試しできる!(2022年5月27日現在)
- 会計ソフトで有名な「弥生」の系列で安心して使える
無料プランでは請求書の作成数が月5通に限られるので、請求先が月間6件以上ある場合は有料プランにする必要があります。
新規のサイト制作中心で仕事をしているのであれば、一度に10件20件と請求書をつくることはあまりないため、無料の範囲で十分活用できます。
ただし、保守業務など毎月請求書を送る取引先がある場合や、バナー作成などスパンの短い仕事が多い方は有料プランを検討するとよいでしょう。
取引書類がカンタンに作れてしかも無料!となれば使わない理由はありませんよね。
さっそく登録して、自分の見積書を作ってみましょう!
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まとめ:月5通までならMisocaの無料プランで十分
本記事では、WEBデザイナーの見積書の書き方について解説しました。
要点まとめ
- 見積書を書くのは作業内容と価格など条件をすり合わせるため
- 見積書に書くのは「何を、いくらで提供できるのか」
- 価格の決め方は「時給」か「作業内容」の2パターン!
- 価格表を作っておくと取引がスムーズ
- 見積書を作るならMisocaがおすすめ!
最後まで読んでくれたあなたは、書き方や項目、金額の決め方など、見積書の基本はバッチリです!
あとはご自身の状況やお客様のご要望に合わせてカスタマイズしていってくださいね。
制作に直結するスキルではありませんが、見積もりは仕事を受ける上でかなり重要なステップ。
きちんとした書類が出せるかどうかは事業者としての信頼にも関わります。
早く、見やすく、漏れのない見積書が出せるよう、あらかじめ準備をしておきましょう!