この記事は、CCNAについて関心があるものの、エンジニアの資格という程度しか理解していない…
このようなお悩みを持った方に向けた記事です。
コロナなど不安定な状況下でも安心した生活を保つためには、ニーズの高いスキルを身につけておくと安心です。
そこで今回は、安定職であるインフラエンジニアに通ずる資格「CCNA」について説明します!
CCNAとはネットワークの知識を測る試験
CCNAはネットワークの先駆者であるシスコシステムズが実施する、「シスコ技術者認定プログラム」のひとつ。
ネットワークの知識を測る試験です。
シスコ技術者認定プログラムは5つのレベルに細分化されており、難易度は以下のようになっています。
↑難しい
- アーキテクト
- エキスパート
- プロフェッショナル
- アソシエイト
- エントリー
↓易しい
CCNAは「アソシエイト」レベルにあたる試験です。
CCNAで学ぶ「ネットワーク」はパソコン同士を繋ぐもの
ネットワークとは、パソコン同士をルータなどの機器で接続し、パソコン同士のやりとりができるようつなぐものです。
パソコンで作った資料を誰かに転送したい時をイメージしてください。
パソコンをただ複数台並べるだけでは資料の転送はできません。
「ネットワーク」で、パソコン同士を繋いではじめて、資料を共有することができるのです。
そして、この「ネットワーク」の構築や調整を担うのが、エンジニア(インフラエンジニア)です。
インフラエンジニアは、エンジニアの中でも不況など環境に左右されにくく、安定した職種です。
CCNAの特徴
知っておきたいCCNAの特徴を箇条書きでまとめました。
- 出題内容は幅広い(実践的なネットワーク問題や知識問題など)
- 実施回数を重ねるごとに、試験の難易度が上がっている
- 受験可能日は平日と土曜(日曜と祝日を除く毎日)
- 回答はパソコンのみで完結
- 合格点は非公開(目安は約80%正答)
- 世界で共通するグローバルな資格
- 合格率は50〜60%
2020年の改定で、9分野に分かれていたCCNAが1つに統一されたため、出題範囲が広がったので要チェックです。
CCNAの受験料
受験料:33,600円(税抜)
(2021年1月現在)
2020年改定前の受験料は39,600円(税抜)だったので、お安く受験できるようになりました。
2020年の改定について
CCNAは2020年2月に改定されました。
主な変更点は下記の3点です。
変更点①:CCNAの試験範囲が広がった
元々CCNAは分野ごとに9つの試験がありましたが、改定で1つの試験に集約されました。
その結果、分野を越えた知識や実践力を問われるようになり、出題範囲は大きく広がりました。
▼新:出題範囲
- ネットワーク基礎
- IPコネクティビティ
- ネットワークアクセス
- IPサービス
- 自動化とプログラビリティー
- セキュリティ基礎
変更点②:受験回数が1回に
元々、CCNAは2回に分けて受講することが可能でしたが、改定後は1回の受験のみです。
変更点③:受験料が安くなった
改定前39,600円→改定後33,600円(税抜)と、6,000円お安くなりました!
CCNAの勉強方法や勉強時間
CCNAを勉強する方法は、大きく2つに分けられます。
- 独学
- サポートを使う
独学は「コストを抑えて自分のペースで学びたい方」に、サポートの利用は「不安なく最短距離で合格を目指したい方」に向いています。
各勉強方法のデメリット・メリット、必要な勉強時間などを見ていきましょう。
独学の場合
独学で勉強する場合は、参考書など必要な物を揃えて、自分でスケジュールを組んで勉強する必要があります。
参考書だけでなく、実機(ルータなど)の準備が必要なのもCCNAの学習の特徴です。
*実機は、CCNAの試験内で問われるコマンド(実際に文字を入力する作業)を練習するのに使用します。
必要な実機の一部と、価格の目安は以下です。
- ルータ(約20,000円)
- スイッチ(約25,000円)
- モジュール(約10,000円)
- スイッチとルータを繋げるケーブル(約10,000円)
独学は費用がかからないイメージがありますが、CCNAの独学は実機を揃える費用が少なくないことを頭に入れておきましょう。
また、自分に合った実機はどれか…などを自力で判断する力も求められます。
独学のデメリット
- 勉強時間が多く必要(スクールの3倍程度)
- 自分で勉強道具を揃えなければならない
- 常に新しい情報を自分で収集する必要がある
- 質問をすることができない
- モチベーションの低下や挫折が起こりやすい
質問することができないのが、独学の1番のデメリットではないでしょうか。
学習していてわからない点があっても、独学では正解を知ることが難しいです。
疑問点を解決するのに時間がかかりすぎたり、間違った答えを覚えてしまう危険性があります。
独学のメリット
- 費用がスクールよりも安価な場合も?
CCNAに合格するための学習ができるスクールがいくつかあり、授業料もさまざまです。
一部スクールよりも費用が安価で済む可能性がありますが、逆にスクールより費用がかかる場合もあります。
独学の勉強時間
インターネット関連の資格受験が初めての方は、おおよそ160時間(社会人であれば3ヶ月ほど)の勉強時間を見込んでおくと良いでしょう。
ただ、160時間はあくまで目安です。
疑問点の独力での解決に時間がかかったり、モチベーションの低下などでもっと長い時間かかる可能性もあります。
サポートを使う場合
サポートを受ける主な方法は、CCNA受験専門のスクールの利用です。
現在は、コロナ下ということもあり、オンラインで授業が完結するスクールも多くなっています。
スクールによってまちまちですが、15万円〜30万円ほどが相場です。
サポートを使うデメリット
- 独学よりも金銭的負担が大きい場合も?
スクールの費用がさまざまなので、一概には言えませんが、独学より費用が高くなる可能性があります。
サポートを使うメリット
- 疑問をすぐに解決することができる
- CCNA合格までの道のりがわかるので不安が少ない
- 無駄が少なく、学習効率が良い
- カリキュラムや使用道具が用意されている
- 新しい情報キャッチしやすい環境
- 講師や仲間がいるので、モチベーションを保ちやすい
サポートを受ける1番のメリットは「導いてくれる人」がいること。
疑問を解決したり、最短距離のカリキュラムを授けてくれたり、モチベーションを維持してくれたりと、独学の「不安や迷い」を解消することができます。
サポートを使う場合の勉強時間
約1ヶ月が目安です。
独学の勉強時間(目安)の3分の1程度まで減らすことができます。
CCNA取得コースがあるスクールを3つ紹介します
CCNAの取得を目指せるおすすめのスクールは3つあります。
それぞれのスクールは
- システムアーキテクチュアナレッジは「深く学習し、仲間と頑張りたい人」
- ウズウズカレッジは「短期間で、隙間時間を利用して勉強を進めたい人」
- ネットビジョンアカデミーは「無料で学びたい人(条件付)」
に向いています。
以下に各スクールの特徴を簡潔に紹介します。
スクール①:システムアーキテクチュアナレッジ
- 受講方法:対面授業
- 受講時間:2〜4ヶ月
- 価格:340,000円(税抜)
- 強み:再受講OK
仲間とともに対面授業で行うタイプのスクールです。
学びは深いですが、お値段はお高め。
スクール②:ウズウズカレッジCCNAコース
- 受講方法:動画学習+オンライン個別授業
- 受講時間:1ヶ月
- 価格:150,000円(税抜)
- 強み:就職までのサポートが手厚い
動画授業で完結できる手軽さと、必要に応じてサポートを受けられる手厚さの両立が魅力です。
短期間で効率よく学ぶため、お値段も良心的。
スクール③:ネットビジョンアカデミー
- 受講方法:対面・オンライン
- 受講時間:1ヶ月
- 価格:無料(条件付)
- 強み:費用がかからない
入学条件は以下です。
- 18歳-31歳
- 期間中90%以上出席できる
- 入校後2か月目に転職活動ができる
- 途中で辞めない
- スクール経由で就職すること
条件付きではありますが、無料で受講できるスクールです。
転職サポートも手厚いですが、就職先の縛りもあります。
CCNAについてQ&A
CCNAの取得についてよくある質問をいくつか紹介します。
- 文系でもCCNAを取得できる?
- CCNAの弱みは?
- CCNAの強みは?
質問①:文系でもCCNAを取得できる?
もちろん、文系の方でもCCNAを取得することは可能です。
ただし、CCNAには計算問題も含まれています。
暗記だけでは対処しきれない問題もあるので、自力で解けるように準備しておきましょう。
質問②:CCNAの弱みは?
CCNAの有効期限は、3年です。
資格を保持し続けたい場合には、再度受験する必要があります。
質問③:CCNAの強みは?
CCNAは、転職で有利に働く可能性が高いです。
「IT業界に関心があり入社を希望しています、とだけ述べる応募者」
「IT業界に関心があってCCNAも取得しています、〇〇を自分でできますと自分の言葉で語れる応募者」
どちらの応募者に入社してほしいと思うでしょうか?
その通り、後者の方が行動に説得力があるため、入社してからの戦力として評価されやすいです。
この記事を読んでいる方の多くは、CCNAの受験後に、CCNAを活かした転職も検討しているのではないでしょうか。
未経験からの転職など転職活動に不安が多い場合は、転職サポートが用意されているウズウズカレッジやネットワークアカデミーを検討してみてください。
ゴール(就職)まで安心して辿り着けるよう、一緒に走ってくれますよ!
まとめ
この記事では、初めてCCNAを取得する方向けに、知っておきたいことをまとめました。
要点まとめ
- CCNAとはネットワークの知識を測る試験
- CCNAを取得するとインフラ系エンジニアへの道が広がる
- 「コストを抑えて自己管理に自信がある」なら、独学がおすすめ
- 「不安なく最短距離で合格を目指したい」なら、スクールがおすすめ
初めてのCCNA試験はわからないことだらけで、不安だと思います。
ある程度知識のある方であれば、独学でも問題ないかと思いますが、初学者はやはり何かしらのサポートが必要です。
個人的には紹介した3つのスクールのうち、ウズウズカレッジがおすすめ。
動画授業で簡潔できる手軽さ&転職サポートなどの手厚さと、独学とスクールのメリットを併せ持ったスタイルだからです。
また、費用は業界の相場よりお安く、良心的。
オンライン個別説明会は無料なので、上手く活用してスクールの雰囲気を感じてみてくださいね。