はじめに
Excel、Wordなどに代表されるMicrosoft Office製品は、多くの企業で使用されており、ビジネスマンやOLにとっては必須ともいえます。
それでは、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する資格「MOS」を取得すると、就職に有利になるのでしょうか?
就職活動だけでなく、就職後に役に立つかどうかも含め、元会社員のりよと一緒に見ていきましょう!
MOSとは?
すでにご存知かもしれませんが、MOSとは、Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の略で、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する国際資格のことです。
MOSを取得できるのはMicrosoft Office製品の、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookで、それぞれOfficeバージョンごとに認定試験も分かれています。WordとExcelにはエキスパートレベル(上級)もあります。
MOS対応製品とバージョン
- Word(2013、2016)
- Excel(2013、2016)
- PowerPoint(2013、2016)
- Access(2013、2016)
- Outlook (2013、2016)
受験に必要な資格や条件はなく、誰でも受験することが可能です。
試験に合格すると「合格認定証」が発行され、認定されたスキルは日本だけでなく世界的に通用します。
MOSは就職に有利?
それでは、ここからが本題です。
MOSを取得していると、実際のところ就職には有利なのでしょうか。
理由も併せて確認していきましょう!
履歴書に書ける?
もちろんです!
MOSは履歴書に書くに値する資格です。
MOSはMicrosoft Office製品の操作スキルを証明する資格の中でも、唯一Microsoftが認定している国際資格で、日本だけでなく世界にも通用します。
企業やハローワークでの認知度・信頼度も高く、他のパソコン関連の資格よりも優位に評価されることも多いので、履歴書に記載することで、書類選考や面接で有利なアピールをすることもできます。
具体的な履歴書の書き方(資格名の表記方法など)は公式サイトで紹介されていますので、実際に記載する際には参考にしてみてくださいね。
就職・転職に有利?
MOSを取得していると就職・転職活動に有利(付加価値がある)といえます。
理由は主に3つ。
- Microsoft Office製品のスキルは多くの企業や職種で必要とされている
- MOSは認知度・信頼度も高く、取得していると企業からポジティブな評価を得やすい
- 他のパソコン関連の資格よりも、MOSの方が優位に扱われることが多い
WordやExcelなどのMicrosoft Office製品は、パソコンを少しでも使用する職業であれば、どのような企業でもほぼ確実に使用します。
そのため、Microsoft Office製品のスキルを持っている人は、仕事に有効なスキルを持っているという、ポジティブな評価を得やすいです。
そしてMOSは、パソコンスキルの資格の中でも抜群に知名度が高く、企業からの信頼も高いため、他のパソコンスキルの資格に比べ、評価されやすいです。
実際に、採用条件の一つとしてMOSを「必須」あるいは「あると望ましい」と指定している求人もあります。
現在パソコンを使わない職種であっても、店長やマネージャー、管理職などの求人でMOSが必須とされていることがありますので、転職活動やキャリアアップを目指す場合にも、MOSは役立つといえます。
就職後、実際に役に立つ?
MOSで得たMicrosoft Office製品の利用スキルや知識は、パソコンを使う職種であれば大いに役立ちます。(今はパソコンを使わない職種の方が少ないかもしれません)
MOS取得レベルの操作スキル・知識があると、業務が発生した際すぐに、どのソフトのどのような機能を使えば効率的に良い成果を出せるか見通しを立てることができます。
新卒入社の場合は、序盤のパソコン研修でのつまずきも回避できるでしょう。
実際、世界のさまざまな企業で働く従業員を対象に行われた調査によると
- MOSを取得した従業員の88%が「仕事の成果が上がった」
- 管理職の85%が「MOSを取得した従業員は、仕事の生産性が以前より高まった」
- MOSを取得した従業員の80%が「マイクロソフトオフィスの知識とスキルで周囲から一目置かれるようになった」
と、回答しています。
MOSを取得した本人も、MOS取得者と共に働くメンバーも、MOSのスキル・知識が仕事に役立っていることを実感しています。
一方で、あまりパソコンを使わない職務についている場合には、役立つ機会は少ないです。
ただ、前章で触れた通り、入社当初はパソコンを活用した業務が少なくてもキャリアアップとともにパソコンを使用する業務が増えてくることもありますので、自分の可能性を広げるスキルとして習得しておくのもありです。
MOSを受けた方がいい人は?
こんな方におすすめ
- 仕事でパソコンを使う可能性がある人
- ビジネスマン・OLとして就職を目指している人
- 仕事での事務作業の効率を上げたい人
- 就職活動で有利になる強みを増やしたい人
- 転職やキャリアアップを目指している人
仕事でパソコンを使う可能性がある人、とくにビジネスマン・OLとしての就職を目指している人には、是非MOSを受けることをおすすめします。
Microsoft Office製品は、仕事でパソコンを使う限りほぼ確実に使用します。
ビジネスマン・OLは、パソコンを使用した業務がほとんどなので、Microsoft Office製品のスキルは必須です。
すでに就職しているけれど、事務作業の業務効率を上げたいと考えている人、Microsoft Office製品の操作スキルに不安がある人にも適しています。
また、前章で詳しく説明をしましたが、MOSを取得していると、就職活動や転職活動にも有利に活かすことができるので、アピールできる強みを増やしたいと思っている人、転職やキャリアアップを目指している人にもおすすめです。
元会社員のりよからMOSについて一言!
私もOL時代、毎日様々な業務にMicrosoft Office製品を活用していました。
初めての業務で慣れないOfficeソフトを使わなければならない時は、思うように作業が進まず、時間も労力も多かったことを覚えています…。
Officeソフトのうち1つでもMOS取得レベルのスキルを持っていると、作業の効率も上がり、質の良い成果を出すことにも繋がります。
その結果、時間や気持ちにも余裕が生まれ、さらに仕事の成果を伸ばすことができ好循環に繋がります。
会社員の経験上、大抵の職場でOfficeの操作スキルが求められます。
そのため、MOSはこれから社会人になる人にも、今現在Officeソフトがうまく使えず困っている人にも検討していただきたい資格です!
まとめ
今回は、MOSが就職・転職に有利に活用できること、そしてMOSで取得したスキルが実際に仕事に役立つということをご紹介しました。
MOSのgoodポイント!
- MOSは履歴書にも書ける!
- 就職活動でのアピールポイントにもなる!
- MOS取得者を積極的に求める企業(職種)もある!
- 実際の仕事にも役立つ!(作業効率UP!)
- ビジネスマンやOL、パソコンを使う職業を目指す人、キャリアアップを狙う人にもおすすめ!
MOSは取得のメリットが大きく、損になることはほぼないので、ぜひ挑戦してみてほしい資格です。
学習を始めたばかりの時は、覚えることが多くて大変…と思うかもしれませんが、複雑な計算が自動でできたり、体裁の整った書類が作成できたりと、Microsoft Office製品をうまく使えるようになると楽になることが多いです!(初めて目の当たりにしたときは感動しました)
対策教材や講座も豊富に用意されているので、絶対合格したい!という方、学習に挫折しないか心配…という方は、ぜひ活用してみてくださいね!
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