色彩検定とは
色彩検定について調べている方はもうご存知かもしれませんが、そもそも色彩検定ってなんぞや!を簡単にまとめておきますね。
色彩検定とは
- 色に関する知識や技能などが問われる検定試験のこと。
色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用など、幅広い知識が問われる - 文部科学省後援の公的資格(←国家資格と民間資格の中間)
- 合格すると、合格証書と資格証を発行してもらえる
- レベルは、1級、2級、3級、UC級がある
- 色に関して、基礎から学びたい人、知識を整理したい人、スキルアップを目指したい人など、誰でも受検可能

いきなり2級って受けられるの?
いきなり2級からでも受検可能です!!
色彩検定は、どの級も受検資格・制限は設けられていないので、誰でもどの級からでも受検できちゃいます。
- 3級:初めて色彩を学ぶ人向け
- 2級:実務に応用したい人向け
- 1級:プロフェッショナル向け
飛び級するなら知っておきたいこと!
誰でもどの級からでも受検してもいい!とわかったところで、いざ受けるためにはおさえておきたいことがあります。
下記の4点を順番にお話ししますね。
- 飛び級するメリット
- 飛び級するデメリット
- 学習範囲について
- 併願について
飛び級するメリットって?
飛び級するメリットとしては、しっかり合格できれば受検料を最小限に抑えることができます。
色彩検定各級ごとの検定料
検定料 | |
---|---|
1級 | 15,000円 ※1次免除者も同じ |
2級 | 10,000円 |
3級 | 7,000円 |
UC級 | 6,000円 |
全部の級を1回ずつ受講すると検定料は38,000円必要ですが、2級だけなら10,000円で済みます。
また、欲しい級だけを受検できるので、テストを受ける回数も最小限に抑えることができます。


飛び級するデメリットはある?
飛び級することのデメリットは、基礎が甘くなる可能性があることです。
内容 | |
1級 | プロフェッショナル向け(上級、応用・実践) |
2級 | 実務に応用したい人向け(中級、応用) |
3級 | 初めて色彩を学ぶ人向け(基礎) |
3級は初めて色彩を学ぶ人向け、色彩に関する基礎が詰まった試験になっています。
3級を飛ばして2級からの受検を目指す場合、学習方法によっては基礎学習の濃度が下がり、理解が甘くなってしまうことがあります。
とはいえ、色彩検定の各級は完全に独立した内容というよりも、2級は3級の内容を、1級は2級・3級の内容を含んだ上位資格になっています。
飛び級をしても各級合格で証明されるスキルや価値に支障が出ることはありません。
学習計画をしっかり立てることで、デメリットを抑えることもできますので、次にお話ししますね。
学習範囲について
メリット、デメリットに触れましたが、どちらも大前提として合格に向けてしっかり勉強することが重要といえます。
そこで気をつけたいのが、学習範囲です。
色彩検定の2級は3級の内容を、1級は2級・3級の内容を含んだ上位資格であるという特性から、いきなり2級を受検する場合も、3級と2級の内容をどちらも学習しておく必要があります!
テキストも、2級のものだけではなく、3級のものも用意して学習をするほうが良いです。これは、デメリットであげた「基礎の理解が甘くなってしまう」のを回避するためにも重要です。
詳しい範囲や過去問題の一例などは、色彩検定の公式ホームページに掲載されていますので、ご確認くださいね。
また、色彩検定の受検開催は1年に2回(夏期と冬期/1級は冬期のみ)なので、受検する時期を決めて学習スケジュールをしっかり立てておくと安心です。
検定実施時期 | 合格に必要な正答率 | 合格率 | |
---|---|---|---|
1級 | 冬期のみ 1次試験:11月 2次試験:12月 |
70%前後 | 42.90% |
2級 | 夏期:6月 冬期:11月 |
67.40% | |
3級 | 74.90% | ||
UC級 | 92% |


併願する方法もある!
合格を目指して学習を頑張るとはいえ、「いきなり2級ちょっと不安…」「どうせ学習するなら3級も受検したいかな〜」と思った方へ。
色彩検定は併願申請することで、同日の別時間帯で複数の検定を受けることが可能です。
しっかり学習すれば、同時にいくつかの級に合格できたり、どれかだけでも合格、ということも目指せます。
併願する際はまとめて申し込まないと級によって試験会場が異なってしまう場合があるので、ご注意くださいね。
まとめ
この記事では「色彩検定はいきなり2級からでも受けられるの?」「気をつけることってあるの?」という疑問についてまとめました。
要点まとめ
- いきなり2級からの受検もOK!
- 飛び級のデメリットは特になし
- ただし、いきなり2級を受けるにしても3級の内容の学習も必要
- 必要に応じて併願もできる
色彩検定は3級と2級の両方を学習できるなら、飛び級もOK!
2、3級両方を飛ばして、1級を受けることもできます!
自分の学びたい分野や、学習可能な量を考えて、適切な級を受験してくださいね。
色を学ぶ
